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「背中」~4年間を振り返って(築野陽)~


2022年12月24日アミノバイタルフィールド

東京農業大学戦

あの日引退した先輩たちの姿は、すごくかっこよくて、同じ大学生とは思えないほど遠い存在でした。


正直、入部したばかりの頃は続ける理由もわからず、流れに任せて毎日をこなしていただけでした。でも初めて試合を間近で見た日、アメフトというスポーツの迫力と、勝敗に本気で向き合う先輩たちの姿に心を動かされ、この場所で自分も全力で関わりたいと思うようになりました。


医務担当になってからは、周りのレベルの高さに圧倒され、自分の無力さを痛感する日々でした。知識も経験も足りないままリーダーになり、「求められている水準は変わらないのに私には届かない」というもどかしい悔しい思いを何度もし、初めての怪我に対応できずに復帰を遅らせてしまうこともありました。

まだ教えてもらいたいことが沢山ある中で、自分が教える立場になる難しさに悩まされ何度も泣かされました。他のポジションの同期が、先輩・後輩が羨ましく感じてしまうこともたくさんありました。


3年目の夏からは週5日の活動が当たり前になり、怪我人の数もテーピングも1人では対応しきれず、毎日が不安とプレッシャーの連続でした。

シーズン中もミスを避けることばかりに気を取られ試合が早く終わって欲しいと思ってしまうほどに余裕がなく、怪我が起きた瞬間に続行か中断か下す判断の重さに押しつぶされそうでした。「試合で活躍してほしい」という気持ちと「これ以上怪我をしないでほしい」という気持ちのぶつかり合いで、何が正解なのか分からなくなることもありました。


4年目には、自分しかいないSTRのポジションを存続させるべきかどうか、自分の仕事へのプライドと、部のための選択との間で何ヶ月も葛藤しました。本音を言えば、最後までSTRとして全てのテーピングを任される存在でいたかったし、そうできなかった自分の未熟さにも、任せてもらえなかった実力不足にも悔しさが残ります。目の前で怪我に苦しむ選手に私は何ができるのか、代替わりが近づく中で、不安と焦りだけがどんどん大きくなっていきました。それでも、目の前の選手やこれから入ってくる後輩を思い、主務や幹部の仕事を任される中で、今までどれだけたくさんの人に支えられてきたのかを改めて実感しました。

「みなみちゃんなら大丈夫、任せた」

そう言ってくれた先輩の言葉に何度も救われ、その度にもう一度頑張ろうと思えました。


嬉しかった時、苦しかった時、どんな時でも思い出すのは、あのときの4年生たちです。ああなりたいと強く思い、ここまで走り続けてきました。今、自分がその立場になって、あの頃の先輩たちの背中にどれだけ近づけたか分からないけれど、少しでもそう見えていたら嬉しいです。


スタッフの後輩たちには先輩らしい姿など見せられなかったと思います。それでも私について来てくれて、一緒に仕事をしてくれたみんなにはとても感謝しています。

私を頼ってくれる選手、信頼してテーピングを任せてくれてありがとう。

2部昇格には届かなかったけど、このメンバーで部活ができてよかったです。


最後になりましたが、平素よりFALCONS をご支援、応援してくださるOB・OG、部員関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。

ここ数年は厳しい場面が多かったですが、応援していてよかったと思っていただけるよう今後も成長してまいりますので、変わらぬご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。




築野陽

役職:主務,医務担 / ポジション:STR / 出身高校:藤村女子高校 / 学部:コミュニケーション学部メディア社会学科


※2026年2月中旬に「FALCONS 公式ブログ」を開設予定です。「~4年間を振り返って~」は公式ブログ開設時に公式ブログに掲載しなおします。

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